SilverstackでのARRI ALEXAルックおよびAMIRAルックについて
SilverstackはARRI ALEXA および AMIRAカメラで収録されたProResクリップの再生やトランスコードが、撮影時に追加されたルックを適用しながら行えます。これによりLog-C収録された映像データであってもDIT担当がリアルタイムに最終結果に近いルックでトランスコードの必要なく再生して確認することができます。
この機能を利用するには、ALEXA Looks および AMIRA Looks が撮影収録前にカメラに設定されている必要があります。カメラに設定されると、カメラが収録されるQuickTime ProResクリップにカラーメタデータとして付記します。Silverstack側でクリップがライブラリに追加されると、SilverstackはALEXAやAMIRAで収録されたProResファイルからこのメタデータを読み取り、自動的に差異値を算出して標準Rec.709に変換します。クリップのクオリティチェックが完了したら、Silverstackでさらに軽量なコーデックにこのルックを適用してトランスコード出力することもできます。
この機能はデフォルトで有効になっていますが、プリファレンスメニューで«Looks»のチェックボックスを外して無効化することもできます。
図2 : プリファレンスメニューのビジュアルコントロール
チェックボックスでルックを適用しない設定にしていても、映像は通常のLog-C to Rec.709変換が適用されて表示されます。