Silverstack - オフロードとバックアップ - Silverstackのコピープロセス

複数コピー先ターゲットへのチェックサム検証を伴った高速コピーは、Silverstackの特長です。これによりカメラの収録データメディアから、複数の外部ストレージに対して同時に、元データと転送先されたデータの整合性を検証しながらのバックアップを可能としています。

コピー作業はコピーと検証の2の段階で実行されます。図1はこの2段階の処理を図示しています。

 

Copyv3

図1 : データコピーとチェックサムベリファイの2段階で行われるコピープロセス

コピー作業中の読み込み速度と書き込み速度は同じです。コピー作業が終わると、検査が始まります。Silverstackは全てのファイルをコピー先とソースから再び読み込みます(Figure 2)。この転送状況をSilverstackの「job view」またはOSXの「Activity Monitor」アプリケーションでご覧いただけます。

コピーと検証時の書き込み速度(赤)、読み込み速度(緑)です。

「Overall Speed」- 全体の速度はSilverstackのジョブにあるように、追加で行う検査作業により最大の転送速度よりも低くなります。しかし、このプロセスによりコピーしたファイルがソースファイルと同じものであることを確認する事ができます。

バックアップ及びオフロードのウィザードで「Skip checksum verification」(チェックサムベリファイをスキップする)を選ぶことで、チェックサムベリファイでの検証プロセスをスキップできます。実際の運用にはデータの安全性のためにチェックサムベリファイを有効にしておく事を推奨します。また、Silverstackのコピーの最大速度は、使用のハードウェア環境によって変動します。