キヤノン DP-V2410 / DP-V3010 モニターをLiveGrade Proで使うには

LiveGrade Proは下記のキヤノン製放送モニターに対応し、ルックを(LAN接続またはWifiでの)ネットワーク接続でモニターに転送することができます。

  •     Canon DP-V2410
  •     Canon DP-V3010

DP-V2410モニターをデバイスとしてLiveGrade Proに追加する

ルックを転送するには、モニターとLiveGradeが動作するMacとの間でネットワーク接続を確立する必要があります。その上でLiveGrade ProにCanon DP-V2410をデバイスとして追加して、LUTデバイス同様にルックを送り込みます。

canondpv01図1: Canon DP-V2410をLiveGrade Proにデバイスとして登録するメニュー

コンフィグレーションウィンドウが開きます。

canondpv02図2 :キヤノン製モニターの追加

「Refresh」をクリックすると、ネットワーク上に検出されたLiveGrade Proに対応するすべてのモニタが一覧表示されます。
追加するモニターを選択して「Add Monitor」クリックすると、選択中のスロットにモニターが追加されます。

追加が完了すると、LiveGradeのメインウィンドウのグレーディングスロットにキヤノン製モニターが表示されます。割り当てられたスロットを選択してLiveGrade Proからの操作が行えます。

ご注意 : モニター側には直前に送り込まれたルックを保持する機能がありますので、LiveGrade Pro側で「Permanently Store Look on Device」(デバイス側のルック情報を保持する)機能を使う必要はありません。

Canon DP-V2410 および DP-V3010 が対応する LUT 形式は 17 x 17 x 17です。

デバイスマネージャーでモニターの接続状態を確認する

グレーディングスロットビューの上にある「Devices」ボタンでデバイスマネージャーを開いてDP-V2410 /  DP-V3010 との接続状態を確認できます。

canondpv03図3: デバイスマネージャーを開く「Devices」ボタン
 

正常接続時はデバイスマネージャーに「デバイス」として緑色の接続インジケータとともに表示されます。

canondpv04図4: Canon DP-V2410が接続状態でデバイスマネージャーに表示

「Config…」ボタンをクリックすると、IP等の詳細な接続情報が表示されます。

canondpv05図5: Canonモニターコンフィグレーションウィンドウ

「Disconnect」をクリックすると、モニターを一時的に接続状態から切断します。

特定のIPアドレスを指定してキヤノン製モニターを接続する

ネットワーク上からの検出ではなく、特定のIPアドレスを入力してモニターを接続する場合は、「Use Custom IP Address」にチェックを入れ、IPアドレスを入力します。

canondpv06図6: IPアドレスを入力してモニターを追加する場合

キヤノン製モニター側のメニューからIPアドレスを確認することができます。

canondpv07図7:モニター側のメニューでIPアドレスを表示

DP-V2410でのIPアドレスを表示する手順 :

  1. モニターの「Menu」ボタンを押し、DP-V2410のメインメニューを開きます。
  2. コントロールノブを操作して「System Information」タブを選びます。
  3. LiveGrade側で入力できるように、表示されたIPアドレスをメモしておきます。