4-03 グレードエクスポート時にメタデータ情報による自動命名スキームを使う

ライブラリパネルでは、それぞれのグレードには異なるメタデータが入力できます。 各グレードを特定に役立つメタデータ情報をもとにして、クリップをAssimilate Scratchなどで自動マッチングさせれば非常に便利です。

グレードをエクスポートする際にLiveGradeの自動命名スキームを利用して、メタデータフィールドの組み合わせをグレード名に反映させて保存すれば、ポストプロダクション側でもグレードの特定が簡単になるので便利です。 命名スキームはグレードの保存だけでなく、LUTパッケージの保存時にも使えます。

エクスポートするには、「File > Save selected Looks as…」を選びます。

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図1: ルックのエクスポート

出力先、フォーマットと命名スキームを設定する画面が開きます。

02図2: ワイルドカード設定
ワイルドカードのプリセットが表示されますが、「Custom」をクリックして新しいカスタム命名スキームを作成します。次の画面で「Customize…」をクリックし、「ネーミングエディタ」ウィンドウを開きます。


03図4: 「ネーミングエディタ」ウィンドウ

新しい命名規則を、目的の命名ができるようにワイルドカードを「Name」ボックスにドラッグ・ドロップして置き換えます。 ただし、LiveGradeはグレードが既に持っている情報しか利用できませんのでご注意ください。情報を持たないグレードの場合は代わりにプレースホルダが書き込まれます。グレードが持つ情報は「Availability」コラムで確認できます。

※ 注意 : ワイルドカードは通常アンダースコア(_)で区切られます。フォワードスラッシュ(/)はフォルダ構造の記述に利用されます。下記に例を示します。

05図5: アンダースコア(_)を使用する場合のファイル名

xnam05図6: スラッシュ(/)を使用する場合のファイル名