LiveGrade ProからPanasonic Varicam 35カメラへのLUT情報の転送

LiveGradeはバージョン2.2以降でパナソニック Varicam 35に対応し、CDL値および3D LUTを(LAN接続またはWIfiでの)イーサネット経由でカメラに転送することができます。

カメラの事前設定

LiveGrade PROからのルック情報をVaricamで受けるには、LiveGradeが動作すするMacとVaricamの間でネットワーク接続が確立していること が条件になります。また、Varicam 35側でグレーディングモードが有効に設定されている必要があります。

VARICAM側でのネットワークに関する設定操作

  • 「Varicam Menu」 から、 「->Menu -> Peripheral -> Network Sel. 」を選びます。
  • 接続形態に応じて、「Lan」 または 「Wlan」を選びます。
  • 「Varicam Menu」 から、  「-> Peripheral -> Lan Property」を選び、DHCPを利用中の場合はIPアドレスを、DHCPが無効にされている場合はIPアドレスを設定します。
  • 次のLiveGrade側の設定のために、このIPアドレスをメモしておきます。

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Varicam 35 カメラ側でグレーディングを有効にする手順

  • ホーム画面で、上段中央の「Color」ボタンを押します。
  • 最終設定での画面状態は下記の写真のようになります。
  • 上段左のボタンを押して「main color」を「V-Log 」に設定します。
  • 上段中央の「Grading SEL」ボタンを押し、「On」が表示されるように押してグレーディングを有効にします。
  • CDLグレーディングが「OFF」の場合は下段中央の「CDL」ボタンを押して有効にし、上段右ボタンの「CDL 」ボタンを、ON表示になるまで押します。
  • 3D Lut設定を「V-709」が表示されるまで下段左のボタンを押します。3D Lutビューでは、上段左のボタンを「V-709」が表示されるまで押します。
  • グレーディングビューに戻り、下段右の「Mon Set 」ボタンを押してグレーディング適用後の映像の出力先を指定します。例えば、グレーディング適用後の映像をMon Out 1から出力したい場合には、上段左の「Mon Out 1」ボタンをおし、「Graded」表示に切り替えます。

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アドバンストLUTモード

3D LUTモードには、つぎの3種類が指定できます。

  1. 「Off」 … V-Log映像にLUTが適用されません。(非推奨)
  2. 「V-709」 … デフォルトのLog to ビデオLUTがカメラにより適用されます(推奨)
  3. 「Loaded File」 … LiveGradeからのLUT情報が送られます。(自由度が高まりますが、遅くなります)

ワークフローや用途にあわせたLUTモードをLiveGrade PROのデバイスコンフィグレーションから選ぶことができます。

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LiveGrade PROの設定

  • デバイスマネージャーを開きます。
  • 「Add Device」 をクリックし、「Add Varicam…」を選びます。
  • (必要に応じて) アドバンストLUTモードを使用する場合には、LUTモードを選びます。
  • 「Add Varicam」をクリックします。

LiveGradeが接続を検出すると緑色で「connected」を表示し、カメラが正常に追加されたことを示します。
正しく検出されると、CDLグレーディングモードが使用できます。LiveGradeから3D LUTを操作し、VaricamのMon Out 1からグレードを反映させた映像が出力されます。3D LUTセクションでLiveGradeのデフォルトのLUTワークフローを利用する場合には、デフォルトのV-709 LUTがカメラから適用されます。
カスタムLUTを送り込んでの使用や、カスタムカーブを追加したい場合には、カメラに読み込んだファイルを使用するように設定し、デバイスマネージャーで設定を変更する必要があります。

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参考動画リンク