5.3 システム設定
5.3.1. Eメール
Archiware Pureからデイリーレポートを送信するには、eメールサーバーをまず設定します。
使用するEメールサーバーの情報をご用意ください:
- Sender email (送信者情報) – レポート送信者として使用するeメールアドレス
- Outgoing mail server (送信サーバー) – IPアドレスまたはFQDNを設定します。FQDN名を使用する場合は、IPアドレス名前解決ができるFQDNであるか確認してください。
- Use SMTP Authentication (SMTP認証方式) - TLS/SSL/NONEなど、使用する認証方式を指定します。
- Port to connect to (接続ポート) – デフォルトでは暗号化方式によってデフォルトのポート番号が入力されます。必要に応じて任意のポート番号を指定することもできます。
- Username & Password (ユーザー名とパスワード) – 使用するメールサーバーの有効なログイン情報を入力します。
設定が完了したら「Apply」をクリックしてEメールサーバーの設定を反映します。確認のために「Send Test Mail function」(メール送信テスト)で、入力された設定情報に基づいたメールを送信することができます。
● 5.3.2. ソフトウェア設定
「Software settings」ビューでは、Archiware Pureのソフトウェアライセンス登録を行うほか、ソフトウェアの更新やサポートデータの取得を行います。
● ライセンシング
Archiware Pureは90日間の試用評価期間を設けており、機能を事前に確認いただけます。ソフトウェアライセンスを購入した場合は、ライセンス登録を行ってライセンスを有効化する必要があります。「License Registration」ボタンをクリックして、ライセンス登録ウィザードでライセンスを登録します。必要事項を記入して「Get a Quote」(見積り要請)ボタンをクリックすると、Archiware Pureライセンスの見積書が提示されます。
● ソフトウェアアップデート
「Update」(アップデート)部分では、現在インストールされているArchiware Pureのバージョンについての詳細情報ともに最新バージョンが通知されます。Archiware Pureバーチャルアプライアンスはファイアウォール保護下で動作する可能性を考慮し、直接インターネットにアクセスできない環境下向けに別途下記の方法を提供しています。
- ダウンロードボタンを利用して、アップデートパッケージをPCにダウンロードできます。
- 「Select」ボタンから、既にダウンロード済みのパッケージを指定します。「Upload」ボタンで、Archiware Pure仮想アプライアンスへアップデートパッケージを転送できます。
- vSphereクライアント経由でArchiware Pure仮想アプライアンスコンソールメニューを開き、アップデートを開始します。
[注意] : アップデート処理はArchiware Pureおよびすべての実行中のバックアップおよびリストアタスクが中断され再起動が伴います。更新の際には実行中のジョブが無い時間を指定するようにご注意ください。
● サポート
Archiware Pureの動作や運用についてのテクニカルサポートを受ける際は、サポート担当から適切な対応が得られるように、Archiware Pureからサポートデータパッケージを取得して送信してください。サポートデータパッケージにはArchiware Pureのログファイル、設定情報、OSログおよびvSphereのインベントリおよび設定情報が含まれます。サポートデータパッケージは「Download Support Data」ボタンからzip形式でダウンロードが可能です。サポートチケットの取得の際にはサポートデータパッケージの提供をお願いします。