PresSTOREインストールフォルダの移動方法
PresSTOREは、デフォルトでシステムドライブ下にインストールされます。バックアップやアーカイブは、テープなどに保存されたデータ内容を保持するためにインデックスを使用します。そのため、PresSTOREのインストールフォルダは容量が増大し、ドライブの空き領域を圧迫してしまうことがあります。その場合、PresSTOREインストールフォルダをより容量の大きいドライブへ移すことが推奨されます。
ここでは、環境毎にインストールフォルダの移動方法を説明します。
Linuxの場合
Linuxの場合は、/usr/local/awがデフォルトのインストールフォルダです。これを、/Volume/bigdesk/awへ移動させます。(移動先は使用環境により変わります)
以下の操作は全て管理者権限にて実行してください。
最初に、現在起動しているPresSTOREサーバーを停止します。
cd /usr/local/aw
./stop-server
次に、新たにインストールしたいドライブ内にインストール用フォルダを作成します。
mkdir /Volumes/bigdisk/aw
(ドライブ名は環境によって変わります)
現在のインストールフォルダの中身をtarコマンドで全てコピーし、新しいインストール用フォルダに展開します。
cd /usr/local/aw
tar -cf - . | (cd /Volumes/bigdisk/aw ; tar -xvf -)
なお、このコマンドではtarアーカイブは作成されません。tarアーカイブを保持したい場合(例えば、外付けドライブなどに入れたいなど)は、下記のコマンドで外付けドライブなどにtarアーカイブを作成してから、インストール用フォルダに展開するという方法があります。
cd /usr/local/aw
tar -cvf /Volumes/RemoveableDisk/PresSTORE.tar .
cd /Volumes/bigdisk/aw
tar -xvf /Volumes/RemoveableDisk/PresSTORE.tar
コピーが完了したら、新しいイントール用フォルダ内にあるintall.shを実行します。
cd /Volumes/bigdisk/aw
./install.sh
これでPresSTOREのインストールフォルダの移動は完了しました。
この方法ですと、移動前と全く同じように使用可能です。
Macの場合
dmgパッケージを使用してのインストールではインストール先の変更ができません。故に、アップデートパッケージの関係からインストールフォルダは変更しないほうが実用的です。
この場合、上記の方法から(肥大化しやすい)インデックスのみを別の場所に移動させ、lnコマンドにて古いファイルから新しいファイルにソフトリンクを作成します。
インデックスの場所
P4:usr/local/aw/conf/index
P5:usr/local/aw/config/index
この方法を用いることで、容量を消費するインデックスのみ別の場所で使用することができます。
【元記事】