バックアップでの書き込み後のベリフィケーション機能(検証)はありますか?
ほとんどのテープドライブ装置自体が元々書き込み後に検証する機能を備えているため、P5がソフトウェアとしてここのような検証機能をさらに持つことは余計であると考えています。しかしながら、それでも不安を感じる一部のユーザーの不安を解消することを目的にこの機能を搭載しています。機能の実装が非常に複雑であり時間が掛かるため、P5においては「P5 Backup」(バックアップモジュール)には搭載せず、「P5 Archive」(アーカイブモジュール)にのみ実装しています。バックアップは本来当座の間のデータの消失に備えるものであり、アーカイブは長期間にわたるデータ保全という相互のデータ保護対策の性格の違いを考慮して、判断したものです。
【追加情報】 (2016.12.27)
P5 バージョン5.4から、Archiveモジュールに新たにデータ完全性についての検証機能が追加されました。指定可能なチェックサム方式はMD5, SHA-224, SHA-256, SHA-384, SHA-512です。さらにデータ比較照合もデータベリフィケーション機能として指定できるようになりました。