PresSTORE4へのアップグレード
PresSTOREサーバーとPresSTOREクライアントのアップグレード手順について説明します。Mac OS X、Windows、Linux、Solarisの各OSごとに解説しています。
※PresSTORE 4.x以前のユーザー(PresSTORE 2.x、 PresSTORE 3.xなど)が「Archiware P5」にアップグレードする場合は、一旦PresSTORE 4.4以降にアップグレードする必要があります。
各メジャーリリースを飛び越してアップグレードを行うことはできません。2.xからP5 (P5.x)にアップグレードする場合は、一旦3.x、4.4の順にアップデートした上でP5へのアップグレードが行えます。
1. アップグレードについてのヒント 事前注意事項
- この手順に示す操作や注意事項は、Unixコマンドに関する確かな知識を持つシステム管理者を対象としたものであり、rootユーザでの実行が必要です。
- 3.0より古いバージョンはPresSTORE4にアップグレードができません。バージョン2をお使いのユーザーは一旦バージョン3にアップグレードしてからP4にアップグレードするか、バージョン2で作成されたすべての関連ファイル(すべてのインデックスファイルと設定情報)を消去した上でPresSTORE4の新規インストールを行います。
- インストールの前に、システムをバックアップしておくことを推奨します。PresSTOREのホームディレクトリと既存のバックアップインデックスとアーカイブインデックスもこのバックアップに含めておきます。
- アップグレードを実行する前に、PresSTORE4.0のシステム動作要件を満たしていることを確認してください。
- プレスストア4.0より古いバージョンへのダウングレードはできません。
2. プログラム アップデート
a. Mac OS X でのアップグレード
Mac OS Xでのアップグレード手順は新規インストールと同じです。「Mac OS Xへのインストール」に関する情報をご参照ください。新規インストールと同じ手順をおこなっても、既存の設定項目とインデックス情報はそのまま継承されます。
b Windwosでのアップグレード
Windowsでのアップグレード手順は新規インストールと同じです。「Windowsへのインストール」に関する情報をご参照ください。すでにバージョン3.xがインストールされている場合は、アップグレードの前に必ず3.xをアンインストールしておくことが必要です。
アンインストールによってPresSTOREの設定やインデックスファイルが消去されることはありません。
c. Linux/Solarisでのアップグレード
SolarisまたはLinuxでのPresSTORE4へのアップグレードについては、ARCHIWAREホームディレクトリにあるREADMEファイルを参照してください。
3. P4のライセンス入力
新規アクティベーションキーまたは既存のライセンスの対応キーについては、アーキウェアポータル(www.ARCHIWARE.com/portal)にある手順に従ってください。
アップグレードが完了すると、PresSTOREは自動的に、新しいバージョンのアクティベーションキーの入力を求められる30日間の移行期間に切り替わります。この30日間の移行期間中は旧ライセンスキーが有効です。
4 サインインとライセンスの入力
本章ではPresSTOREの基礎的な要素とライセンスアクティベーションを説明します。
4.1 ウェブブラウザの起動
PresStoreはバックグラウンドで動作するウェブサーバーアプリケーションです。
ユーザーインターフェイスは、FirefoxやSafari、Internet Explorerなどのウェブブラウザ上で実行されます。(対応バージョンは動作要件を参照ください) (Firefox 3.5+ or Safari 4.0+ or Internet Explorer 7.0+.)
ウェブブラウザでPresSTOREにサインインして操作するには次のURLを入力します。 : http://localhost:8000/login
最初のセッションは必ずrootまたは管理者権限でサインインします。
サインインすると、PresSTOREのホーム画面がウェブブラウザに表示されます。
4.2 ライセンスのアクティベーション
保有するPresSTOREライセンスに応じた機能を使用するにはサインインの後でライセンス入力する必要があります。次の手順でライセンスを作成します。
- 画面上部のメニューバーにあるホームボタンをクリックします。
- メインウィンドウでGetting Started > License を開きます。
- 画面右下の「new」をクリックして新規ライセンスを入力します。
- ライセンスウィンドウでアクティベーションキーの文書に記載された情報をもとに、各欄に入力します。
アクティベーションキー文書に記載されたバージョン情報はインストールされたバージョンと異なる場合があります。バージョンの相違があるに関わらず、アクティベーションキー文書に記載された情報を正しく入力します。PresSTOREライセンスを保有していない場合は、トライアルライセンスをArchiwareポータルから申請することができます。 - "Apply"をクリックして、入力情報を確認します。新規ライセンスが作成されます。入力情報が正しければ、ライセンスが有効になります。
4.3 ユーザーインターフェイス全般についての概略
アクティベーションキーが入力され、保有するライセンスのすべてのモジュールがウェブブラウザ上のPresSTOREインターフェイスから利用できるようになります。PresSTOREの画面は、つぎの各部分で構成されます。
・ トップメニュー … 操作対象のモジュールを選択します。
・ サイドバー … 選択されたモジュールに応じた操作項目が表示されます。
・メインウィンドウ … 選択されたサイドバーに対応した内容が表示されます。
PresSTOREのトップページとなる最初の操作開始画面はホーム画面です。
トップメニューには以下のボタンがアイコンで並びます。
ホーム … PresSTOREのどの画面からでもホーム画面に戻ることができます。
Backup … Backupの設定やバックアップの実行画面に移ります。
Backup2Go … Backup2Goの機能にアクセスします。
Synchronize … データレプリケーションとデータ転送機能にアクセスします。
Archive … アーカイブの設定と実行に関する画面に移ります。
リストアデータ … バックアップまたはアーカイブからデータをリストアします。
Jobs and Logs … 実行中、実行待ちまたは完了済みのジョブなどのログを表示します。
PresSTORE … ヘルプおよびサポート、ソフトウェアに関する情報を表示します。
トップメニューのアイコンのうち、ライセンスが有効でないアイコンはグレーアウト表示されます。トライアルモードでは、すべてのモジュールが利用できます。画面左のサイドバーはPresSTOREの設定ページへ簡単にアクセスできるショートカットが配置されています。これらはホーム画面のツリー構造表示からでもアクセスできます。