P5とLTO7及びLTO7 Type M
LTO8メディアの入手性が限られているため、LTO7テープをLTO8テープドライブで使用することに関して多くの問い合わせがあります。
すでに知られている通り、LTO8テープドライブはLTO7テープメディアを「LTO7」、または「LTO7 Type M」でフォーマットすることができます。
LTO7メディアの基本容量は6TBですが、LTO7 Type M(M8)では9TBになります。
50%の容量増加は、同じ価格からすれば非常にお得です。
ただ何か欠点があるのでしょうか?P5は新しいフォーマット形式に対応しているのでしょうか?
P5でLTO7 Type Mメディアを使用する場合は以下の点に注意が必要です…
- P5でLTO7 Type Mをラベル付けすることはできません。ですが…
- LTO7 Type Mとしてすでにラベル作成されているLTO7テープ、またはP5以外でType MとしてラベリングされたLTO7テープは、9TBの容量を全て使用することができます。
- P5はLTO7テープをLTO7メディアとしてのみラベル付けできます
- 空のLTO7テープは、それが完全に未使用で、なおかつ「M8」バーコードラベルがつけられている場合に、Type Mメディアとしてフォーマットされます
- LTO7メディアとしてラベリングされたLTO7テープはType Mメディアにラベリングし直すことはできません。そのテープは永遠にLTO7メディアとなります
- Type Mメディアとしてラベリングされた場合も、LTO7メディアとしてラベリングし直すことはできません
そして、 LTO9では、LTO7 Type Mをサポートしないことを覚えておきましょう。
「Type M」の読み込み(及び書き込み)ができるのは、LTO8ドライブのみです。
LTO9テープドライブでは、”通常の”LTO7メディアのみ読み込むことができます。
Type Mフォーマットの詳細な情報は以下をご参照ください
https://www.lto.org/technology/typem/