6章4 ボリュームプール

ボリュームプールは大きなストレージとしても見る事ができ、ボリュームの数によってその有効度が変動します。有効スペースを増加するには、メディアを「ラベル」する事によってボリュームを追加する事ができます。

またプールのさらなる利点として、コントロールやチャンネル機能があります。スロット数の制限(対象となるプールのメディアが指定のスロットを占有することで)、またはプール内のドライブを指定する事によって、特定のドライブのみを使用可能とする事ができです。

データを保管する時、プールに指定されている制約のため、P5メディアマネージャはジョブの実行者に有効なボリュームのみ提供します。これによって、データは、特定のチェンジャー、スロット/ドライブ、ボリュームにしかバックアップする事ができません。

6.4.1 プールの作成

1. ウェブブラウザからP5管理者権限でログインします。(詳細は4章1を参照ください)

2. トップメニューからアーカイブ、またはバックアップを選択し、画面左の「プール」を選択します。

3. 画面下のメニューから「新規」を選択し、新しいプールを作成します。

4. 必要な情報を「プール設定:」のフィールドに入力し、ダイアログウィンドウを完成します。

 

p5pooldatabrowser

 

名前:

下記の条件で命名します:

1. 複数のプールが同じ名前を持てないため、効率の良い名前を付けてください。

2. 32文字以内で名前を付けてください。

ステータス:

ステータスはプールの有効性を表し、下記の2つに分かれます:

»有効:プールはシステムに対応しています。

»無効:プールはシステムに使われません。

使用目的:

プールをアーカイブ、またはバックアップのいずれかの使用用途に限定し、データの混在を防ぐ設定値です。

»バックアップ:このプールはバックアップに使用されます。

»アーカイブ:このプールはアーカイブに使用されます。

メディアタイプ:

プールのメディアタイプを設定します:

» テープ:バックアップとアーカイブの両方で使用できます。

» ディスク:バックアップとアーカイブの両方で使用できます。

» LTFSLTFSテープ専用の特殊なメディアプールです。※詳しくは項目12章「P5でのLTFSボリュームの取扱い」を参照ください。

リストドライブのみ使用:

このリストでP5がバックアップ/アーカイブに利用するドライブを指定する事ができます。ドライブの並行の値によって、ドライブの数を制限、または選択する事ができます。

この欄が空白であれば、与えられたどのメディアタイプでも有効なデバイスを利用する事ができます。

ドライブ名:

設定されている全てのドライブの一覧です。

[+] … 選択したデバイスをリストに追加します。

[-]  … 選択したデバイスをリストから消去します。

クローンデータ:

この項をチェックする事で、書き込み時にメディアのコピーを作成します。クローニングには、同じデータの複製を同時に作成するため、追加ドライブが必要です。小さい方のメディアの上限が過ぎてしまうとメディアが大きくなるほど閉じてしまいますので、同じ種類のデバイスを利用するよう推薦いたします。またメディアを作成したクローンから、画面左のサイドメニューの「ボリューム」を選択し、画面下のギアメニュー(歯車のアイコン)から「ボリューム再構成」を選択する事で、メディアのリカバリを実行する事ができます。

クローニングはアーカイブメディアプールに効率的が良く、アーカイブデータのバックアップを作成できます。

 

6.4.2 プール設定:追加オプション

 

p5pooladiitoption

 

シングルドライブオプション:

ドライブをマウント:

シングルドライブ(ライブラリでは無く)で特定のプール内のボリュームをP5が利用する前に、ボリュームをドライブにマウントする必要があります。マウントとは特定のドライブを指定し、別利用する事です。マウントされたドライブは他での使用を許可しません。こうしてマルチユーザー環境でドライブを活用する事ができます。

マウント解除はドライブを切り離します。

» マニュアル:シングルドライブ(デバイス)のボリュームのマウントは手動で行わなければなりません。

» 自動:「リストドライブのみ使用:」に表示されている各ドライブは、このプールを利用するバックアップ/アーカイブが終わる前に自動的にマウントされます。

アンマウントドライブ:

ジョブが終わった後に、テープをアンマウント、イジェクトする事ができます。この項はシングルテープのデバイスに影響しますが、ライブラリデバイスには影響しません。

» 未登録: テープはイジェクトされません。

» フルの時: ジョブ終了後、テープがフルであればイジェクトされます。

» 常に: テープは常にイジェクトされます。

メディアブロックサイズ:

「メディアブロックサイズ:」はP5がテープを書くブロックサイズを表します。標準のサイズとして64 KBがほとんどのハードウェアに最適です。 SASの接続ドライブなど、ごくまれに、64 KB以上のブロックサイズによって読み/書きする速度が上昇する事もあります。

ボリューム名

ラベリング中に、ボリュームは物理的なテープを表す名前が与えられます。デフォルトで、プール名を由ボリューム名が付けられます。選択肢として、バーコードラベルを由来ボリューム名を付ける事もできます。これによって大きなテープセットの中からバーコードによって指定のテープを見つけやすくなるかもしれません。

ジュークボックスボリューム管理・ジョブ完了時:

ジョブ完了後に、ボリュームをアンマウントし、スロットにトランスポートするか、ドライブ内にボリュームを保持するかを選択します。

ラベル付けの時:

このパラメーターは、リサイクル可能なボリュームの再ラベリングの時期を指定します。

» ボリュームが必要な時: 期限の過ぎたボリュームは、利用可能なボリュームが無くなり次第、再度ラベリングを実行します。

古いバックアップサイクルのデータは、リサイクルステータスに関係無く、可能な限り保持されます。

» 期限の日付が達した時: リサイクル可能なボリュームは再度ラベリングされ、有効なボリュームがあるにも関わらず、新しいボリュームを必要とされた時に瞬時に対応する事ができるようにします。古いバックアップサイクルのデータは、素早く消去されます。

4. 「適用」を選択し、入力を完了します。入力した全てのデータが正しければ、プールがアップデートされます。

 

6.4.3 プール設定:並列オプション

 このウィンドウでP5の並列を設定できます。P5は複数のデータソースを各テープドライブにチャンネルし、高パフォーマンスを実現します。この設定は各プールにおいて、設定が可能です。

 

p5poorheiretsu

 

下記の選択肢があります:

生成内のタスク:

この数値は、一つのデータストリームに複数のデータを送信する数を指定します。タスクは一人のクライアントから送信されたデータを表します。デフォルトで「無制限」となっています。

プール内の生成:

この数値は、このプールに利用するストリームの数を指定します。ストリームとは、タスクからデータを受け取り、データを複製し、有効なテープに分配する論理装置です。

生成内のドライブ:

この数値は各データストリームに担当されるドライブの数を指定します。

一つのストリーム内のデータは、指定されたドライブ全体に保持されます。すなわち、一つのクライアントのデータは複数にテープに分割して書き込まれます(他のクライアントのデータと混合してしまうかもしれません)。しかし、一つのファイルのデータは、常に一つのメディアに保存されます。この3つのパラメーターの設定は、適応されたハードウェアと、接続形態に由来します。「最速」や「標準」といった設定が無いため、デフォルトの「無制限、1、1」といった設定が一般的には最適とみなされています。