ベリファイの仕組み

アーカイブ・プラン構成で「Verify After Write」スイッチをオンにすると、ポスト・アーカイブ・タスクが起動し、テープからすべてのアーカイブ・ファイルを読み込んで検証します。
Presstoreはこのステップの間、検証されたすべてのファイルのテーブルを維持します。Delete files after archive(アーカイブ後にファイルを削除する)が選択されている場合、このテーブルのファイルは後で削除することができます。

PresstoreのCLIには、アーカイブ・プランで動作する'verify'スイッチもあります。PresstoreのCLIマニュアル(下記リンク参照)の'ArchivePlan'コマンドを参照してください。

CLI コマンド 'ArchivePlan <name> verify <client> <job>' は、アーカイブジョブがポストアーカイブタスク中に終了しなかった場合に生成されたプレビューとメタデータを検証します。
プレビューが生成されなかったり、メタデータがインデックスに追加されなかったファイルに対して、'ArchivePlan xxx verify'コマンドを実行すると、アーカイブジョブ全体を再実行することなく、プレビューやメタデータが生成されます。

CLI コマンド 'ArchivePlan <name> verify <client> <job> -verify 1' コマンドは、P5 GUI の verify スイッチと同じことを行います。

クローンセットでは、Presstoreは常にマスターテープ上のデータをベリファイしようとします。
クローン・テープ上のデータも検証したい場合は、テープ・ライブラリからマスター・テープを取り外し、CLIコマンドを再実行する必要があります。
Presstoreでマスター・テープを無効にするだけでは不十分です。マスター・テープが取り外されても、Presstoreはマスター・テープを探します。
このテープが利用できないことが判明すると、代わりにクローン・テープの検証に切り替わります。

アーカイブ計画IDが'10001'、クライアントがP5サーバー自身('localhost')、アーカイブジョブのIDが'10349'であるとすると、コマンドは次のようになります:

/usr/local/aw/bin/nsdchat -c ArchivePlan 10001 verify localhost 10349

P5 CLI の完全なマニュアルはこちらでご覧いただけます:

http://support.archiware.com/show/access-the-p5-command-line-interface-cli