■ Silverstack LAB の新機能追加履歴
2019年2月 / Silverstack LAB バージョン 6.5の新機能
● デイリー & プロキシ生成 / DAILIES & PROXIES:
Avid Media Composer 用のAAFファイル出力 : トランスコード速度の高速化、AAFファイル生成対応により、Media Composerでの編集ワークフローを単純化。
- 新しい出力フォーマット
H.264、 MP4コンテナ HEVC (.mp4)
H.264 および H.265(HEVC)コーデック MP4コンテナ (.mp4)
クロップ設定 … トランスコード出力や静止画出力に対して、ピクセル単位での解像度指定、オフセット値の指定が可能になりました。
DNx Quicktimeコンテナ(.mov) : DNxコーデックのQTコンテナへの出力に対応しました。
キーボードショートカットのカスタマイズ … メインメニューからショートカットキーを個別に設定できるようになりました。
● 音声 / AUDIO :
音声波形の拡大表示 : 「audio details panel」が新たに追加され、サブフレーム精度での繊細なオーディオ同期・スリップ操作が可能になりました。
Panasonic Varicam AVC-Intra … 新たにPanasonic Varicam AVC-Intra MXFクリップが対応しました。
● 新規対応カメラフォーマット
- Blackmagic RAW: アドバンストカメラサポート形式として追加されました。
- CODEX HDE ARRIRAW … Codex HDE ARRIRAW ファイル (.arx)がアドバンストカメラサポート形式として追加されました。
● コピー & ライブラリ / COPY & LIBRARY :
コピー速度の改善 : 高速なドライブへの対応および連番ファイルの転送速度を最適化して改善しました。
クリップ上のスクラブ機能 … プレイヤー中のクリップのスクラブをスムーズにしました。
ライブラリ … 新たにビン、フォルダによる分類でライブラリの整理仕分けに対応。
● レポート & 静止画出力 / REPORTS & STILL EXPORTS:
ファイルネーム … レポートのファイル名およびスチールフレーム名が、メタデータワイルドカードによるカスタマイズに対応しました。
● メタデータ出力 / METADATA EXPORT:
ARRI Webgate(クラウドサービス) への対応 : メタデータファイルの自動出力により、ARRI Webgateへの情報の転送に対応しました。
● LiveGrade Pro との連携 / WORKING WITH LIVEGRADE PRO:
LiveGrade Proからのメタデータの受取り … LiveGrade Proで作成されたルック群をPFLA(Pomfortルックアーカイブファイル)を経由してSilverstack Labに読み込んでクリップに反映できます。
2018年7月 Silverstack LAB v6.4での新機能
● ビデオスコープ / VIDEO SCOPES:
ベクトルスコープ、ヒストグラム、ウェーブフォーブモニタ機能を新たに搭載しました。
●コピー & ベリファイ機能 / COPY & VERIFICATION:
コピーとベリファイのジョブを分離独立 … コピープロセスとベリフィケーションジョブを個別にスケジュール可能になりました。これによりコピープロセスを先に完了させた上でベリファイを後から実行させることができるようになりました。
ベリフィケーション状況 … 「Verification States」を表示させて、ファイルのコピーやベリフィケーションの異常を即座に掌握できます。
通常コピーのオプション項目をシンプルに … デフォルトでのコピー設定項目を減らし、より安全にコピーが行えるようになりました。
● ジョブ / JOBS:
関連ジョブの特定 … ジョブを選択すると、依存関係にある他のジョブをジョブパネルに表示して確認できるようになりました。
(例 : カスケーディングコピーや、コピーとベリファイジョブを個別実行しているジョブなど)
ネクストジョブのスケジューリング : 最優先で実行したいジョブのスケジューリング機能が追加されました。
ジョブ実行中のビンを表示 … ジョブが実行中のビンをライブラリ画面上から確認できるようになりました。
● カメラフォーマット / CAMERA FORMATS:
キヤノン Canon Cinema EOS C700 FF の 5.9K RAWクリップに対応しました。
● ダイナミックメタデータへの対応 / DYNAMIC METADATA
レンズおよびカメラからの動的メタデータ(ダイナミックメタデータ)に対応しました。
フレームごとに記録されているダイナミック メタデータの抽出や表示ができるようになりました。
クリップレポートの強化 … 先頭フレームのダイナミックメタデータを利用したレポートの生成が可能になりました。
ダイナミックメタデータの焼き込み … ダイナミックメタデータを映像にオーバーレイした状態でのトランスコードも可能。
● メタデータのエクスポート / METADATA EXPORT
「COPRA Dailies System」(サードパーティ製のデイリーソフトウェア)へのメタデータ自動エクスポート機能
●出力フォーマット / OUTPUT FORMATS:
H.265/HEVC: Transcoding to H.265/HEVC (available starting from macOS 10.13)
● ライブラリ / LIBRARY:
タグ … キーワードを入力したり、リスト選択可能な定形タグ群を利用した分類が可能になりました。
2018年1月 Silverstack LAB 6.3の新機能
● トランスコード / TRANSCODING:
トランスコードに外部GPUの利用が可能になりました。
カスタムフレームライン … プリセット以外に、入力された任意のアスペクト比の画角を反映してトランスコードが可能になりました。
H.264ビットレート … H.264への出力時に任意のビットレートを指定できるようになりました。
● ワークフロー / WORKFLOW:
LTCタイムコード対応 … LTC情報を持つクリップからタイムコード情報を抽出
Adobe Premiere Proへダイレクトに音声同期させたデータの引き渡し … Premiere Pro へ 音声同期情報を含めてシーケンスを受け渡せるようになりました。
● レポート / REPORTING:
3点のサムネイルを持つレポート … 1クリップごとに3つのサムネイルを表示させたレポートが出力できるようになりました。
● クリップ処理 / CLIP PROCESSING:
任意のカスタムアスペクト比でクリップをクロップできるようになりました。
● バックアップ / BACKUP:
LTO / LTFSのデュアルバックアップ 複数の LTOテープ機器への同時バックアップに対応しました。
2017年10月 Silverstack 6.2の新機能
● Zeiss レンズ補正 / ZEISS LENS CORRECTION
Zeiss CP.3 XDレンズのレンズ補正データのインポート・エクスポートに対応。インポートはMasterLockit Plus等の機器を経由して行い、DaVinci Resolveへのエクスポートは Zeiss製プラグインを利用して行います。
● トランスコード / TRANSCODING
焼き込みやLUTを反映したトランスコードがv6.0比で最大で30%高速化しました。
トランスコード高速化 … Phantom Cine RAWおよび SONY RAWカメラフォーマットのデコード速度を改善しました。
複数クリップのトランスコード … 複数のクリップを変換元とし、単一のクリップへの出力が可能になりました。
デコードオプション … ProResでデコード解像度を低下させることで再生性を向上させたり、トランスコードの負荷を減らることができるようになりました。
● エクスポート / EXPORT
Drylab … サードパーティ製ソフトウェア/クラウドプラットフォームのDrylab Creatorに対応しました。
● ジョブ / JOBS
コピーおよびトランスコードジョブの一時中断や優先順の変更 … トランスコードジョブやコピージョブの中断や、処理序列が可能になりました。作業スケジュールやリソース管理がより柔軟になります。
● カメラフォーマット / CAMERA FORMATS
Canon … Canon製最新カメラからのCinema RAW Light (.CRM)に対応
Kinefinity … KinefinityカメラのKineRAW (.KRW)に対応
● 生産性向上 / PRODUCTIVITY
オーディオ … MXFコンテナ形式のARRIRAWに対応
ルック/LUT … ショートカットで簡単にルックをコピー&ペースト
インポート … Movie Slateインポートを強化
メタデータ … カスタムメタデータフィールドのりネーム機能を追加
2017年6月 Silverstack 6.1の新機能
●プロジェクト設定の保存・テンプレート化 / PROJECT PREPARATION
プロジェクト設定のインポートおよびエクスポート機能 … プロジェクトのテンプレートを使い回せるように、トランスコードの設定項目やフォルダ構造、オフロードテンプレートやスマートフォルダなどの諸設定を含めたプロジェクト設定を保存・エクスポート・インポートできるようになりました。
●デイリー / DAILIES
DNxフォーマット対応 : DNxフォーマットのファイル名およびオーディオ対応を強化
トランスコーディングオプション : トランスコード時の焼き込みおよび黒バーの設定を追加
●オーディオ / AUDIO
オーディオ同期 … 外部オーディオクリップの調整、再同期、バッチ編集機能を追加
フレームステッピング … クリップ上での音声再生機能を追加
●カメラフォーマット / CAMERA FORMATS
RED IPP2 … RED Image Processing Pipeline 2 を使ったカスタムルックに対応
Canon EOS C700 (.RMF) 非圧縮RAWに対応
保存されたカスタムセッティングを使って、新規プロジェクトを開始できるようになりました。
2017年4月 Silverstack LABの新機能
● オーディオ / AUDIO
オーディオクリップ : メタデータと複数のオーディオトラックを持つクリップがクリップライブラリで再生可能になりました。
マニュアルによるオーディオ同期 … ビデオクリップにオーディオトラックをスレート情報を元に同期させて追加できるようになりました。
自動オーディオ同期 … ビデオとオーディオをタイムコードを元に自動同期
● トランスコード / TRANSCODING
Avid DNxHD対応 … Avid Media Composer への受け渡しを前提とした、MXFコンテナのDNxHDファイルへのトランスコードに対応
トランスコード処理速度の改善 … 2nd GPUでの処理に対応するなど、ProRes および H.264へのトランスコードを高速化しました。
オーバレイ機能 … フレームライン(画角やアスペクト比の再現)や拡張メタデータの焼き込み、透かしを焼き込んだトランスコード出力が可能。
マルチチャンネルオーディオ … ソースのオーディオトラックを保持してトランスコード出力。
トランスコーディング設定項目のカスタマイズ … 定形処理などにトランスコーディング設定をカスタマイズして保存。
● ワークフロー / WORKFLOW
ワークフロー対応 … 出力先のアプリケーションに合わせたメタデータの自動出力
コンフォームオプション …トランスコードおよびメタデータでより詳細なクリップおよびリール名の情報
Adobe Premiere エクスポート … メタデータと共にクリップリスト
● ユーザーインターフェース / USER INTERFACE
ウィンドウ構成 … 作業に併せたユーザーインターフェース構成
セカンドディスプレイ … クリップコレクションやプレイヤーを別ディスプレイに表示
サイド・バイ・サイド … 最大12クリップをグリッド状に並べて表示







Silverstack Labは映像クリップと音声、ルックの相関関係を自動的に検出する便利な機能を備えています。
Silverstack Labは、デイリー生成に必要なあらゆる設定項目を備えています。画角チェックのためのカスタムフレームライン、動的メタデータ、透かしの焼き込み、解像度、コンテナ、コーデック、ビットレートなどの設定項目を網羅しています。 デイリーに求められる要件のすべてに対応するSilverstack Labがあれば映画撮影に万全の態勢で臨むことができます。
Silverstack Labには、最短時間で画質に妥協することのない映像ファイルを最短時間で出力する高性能のトランスコーディングエンジンを搭載。しかも異なる解像度、異なるコーデックのファイルへの同時出力を一発の操作で実施できます。複数の異なる解像度、そしてAVID DNxHD / DNxHR、ProRes、H.264 / H.265(HEVC)といった主要コーデックへのトランスコードを同時並行に処理。無駄な繰り返し作業の労力を解消します。
メディアがカメラからSilverstackLabに取り込まれるたびに、ソフトウェアはすべてのクリップ、ルック、およびオーディオ情報をSilverstackのライブラリに自動的に集約して保存します。トランスコードが作成されると、ライブラリはすべての重要な日次情報も追跡およびログに記録します。すべてのメディア資産を1か所にまとめることで、毎日の作成プロセスをより簡単かつ迅速に管理し、結果を常に時間どおりに目標どおりに配信できるようになります。
Silverstack Labを使用すると、Avid Media Composer、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinciResolveなどの主要な編集ソフトウェアにメタデータを直接転送できます。また、ARRI Webgate、 COPRA、 Drylab、 Frame.ioなどクラウドベースのデイリープラットフォームとの優れた連携機能で、クリップや広範なメタデータ情報を直接転送できます。サードパーティー製ツールやプラットフォームとの連携により、Silverstack Labでの高速トランスコーディングとクラウドベースのデイリープラットフォーム間の相互のメタデータ保持を組み合わせた強力なデイリーワークフローが実現します。
見やすいレポートをクリックひとつで自動的に作成。オフロードレポートでチームメンバーからの信頼を獲得できます。 用途に合わせて選べる2つのレポートタイプを備えています。レポートは、すべてのデータが安全に転送されたことを文書化して証明できる、プロフェッショナルとしての作業記録になるでしょう。撮影素材がコピーされたポータブルストレージに出力したレポートを添えれば、撮影から編集工程への撮影データを確実かつ迅速に引き渡すことができます。
オフロードのたびに、カメラのメタデータが抽出されてバックグラウンドで保存されます。すべてのメタデータは、収録データとともにSilverstack XTおよびSilverstack Labに包括的に転送することができます。プロジェクトをこれらの上位バージョンに転送すれば、すべてのメタデータを参照しながら、クリップの再生やQC、さまざまな管理が行えます。

Silverstack XT 5が新たに
ひとつのライブラリで、クリップもルック情報も一括管理。メタデータやレポートの生成、他のポスプロアプリケーションへの受け渡しもスムーズです。

撮影現場で最も貴重な収録された撮影データ。Silverstackは撮影素材を安全に管理しながら取り扱うために、撮影工程を通じてデータを明確に構造化して取り扱います。
Silverstackは、広く普及しているチェックサム方式だけでなく最新のチェックサム方式を使い、撮影されたデータを検証しながら確実に複数の保存先へと安全にバックアップします。さらにカスケーディングコピー機能をつかえば、SSDなどの高速なメディアへ1次コピーを行ったのち、自動的に残りのドライブへコピーを行うことで、データの安全性を犠牲にすることなく最短時間でバックアップを完了させることができます。
SilverStack と LiveGrade シリーズの各オンセットアプリケーションからクラウドを通じてクリップ情報やルックメタデータを、いつでも、どこでも、あらゆるデバイスからリアルタイムにリモートアクセスできます。
作業結果報告を文書化して配布、共有するのもデータマネージャー担当者の重要な日常業務です。Silverstackは、「撮影日レポート」「クリップレポート」「サムネイルレポート」「ボリュームレポート」など様々な書式のレポート生成機能を備えています。ドキュメントの用途にあわせて、出力項目を簡単にカスタマイズもできます。
さまざまなワークフロー環境に柔軟に対応できるSilverstackは、Davinci Resolve、Avid Media Composer、Adobe Premiereのような主要サードパーティ製ツールとの連携を前提に開発され、音声・映像データだけでなくカラーメタデータをシームレスに転送して、再生や編集処理に進むことができます。また、カスタマイズ性に富むクリップレポートを生成して配布することで、撮影チーム全体ですばやく詳細な撮影素材の概要を的確に共有することができます。
撮影の不備がポストプロダクションの段階発覚した場合の再撮はコストと時間の面で大きな負担になります。



エラーやミスを排除するためには、撮影された映像のチェックが欠かせません。より撮影現場(オンセット)に近い段階でチェックを行えるのが理想であり、問題が発生した場合のリテイクリスクを最小化することができます。「Silverstack」は、ピクセルレベルの精度で、しかも調整後のルックを反映させた最終イメージに近い状態での再生チェックが撮影現場で行えます。また、Silverstack XT版ではHD-SDI出力再生による10ビット色深度でのチェックが可能です。
収録された情報のデータバックアップの責任者はほかならぬDITです。DIT / DMは素材ファイルの一貫性を保証しながら、確実に編集やポスプロ工程にデータが行き渡るようにする仕事です。
撮影が終わったら、次の工程となる編集担当や制作担当から、収録ずみデータの内容や確実にコピーされているかなどの詳細な撮影素材データをまとめた情報を求められます。
複数のハードディスクにまたがって保存されている膨大な撮影素材のなかから、特定の一部のクリップだけを編集に受け渡したいといった場面は頻繁に発生します。
製作工程を通じて、メディアファイルや関連するその他のファイルは何度も複製され、工程ごとに様々な場所を行き来します。各工程のそれぞれの設備ですべてのファイルとフォルダ構造が素材と同一のコピーであることが保証されなければなりません。
撮影チームにとって、撮影直後に収録された映像を見られるのが理想です。すべてのスタッフがすぐに撮影後の映像を確認するには、再生環境を選ばない、だれでも見られる方式に変換して配布しなければなりません。ウェブベースサービスなどを利用して携帯端末やタブレット機器での閲覧が求められます。




ClipHouseはCinemaDNG RAWおよびMagic Lantern RAWを限りなくシンプルで簡単に扱うことができるツールです。工程別に用意された4つの「ルーム」画面で編集工程に渡すまでのすべての作業をこなせるソフトウェアツール です。
ClipHouseを使えば、思い描いたカラーやルックも、素早く思いのままに。複雑で難しいRAWの技術的な側面から解放し、的確な表現や意図した色の再現に集中することができます。ClipHouseは革新的で直感的な操作系とともに広大なダイナミックレンジを活かしたクリエイティブな高解像度映像データへのカラーコントロールを提供しています。
ClipHouseはCinemaDNGフォーマットと、CinemaDNGに対応した幅広いカメラで利用できます。



