QNAP NAS & ARCHIWARE P5

ユーザビリティと堅牢性、そしてスケーラビリティを重視して開発されたQNAP社のNAS(ネットワークアタッチトストレージ)製品。簡単にデータの保存や共有ができる、使いやすいNASとして定評を得ています。

QNAP NAS に Archiware P5をインストールすれば、QNAPに増え続けるデータをセキュアにアーカイブして長期保存し、空き容量を確保できます。Archiware P5 (Archive / Backup)の組み合わせで、新たにLTOテープへのアーカイブに対応しました。QNAP NASに Archiware P5との組み合わせで、中長期のデータセキュリティ環境を、可能な限りシンプルに構築できます。

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Archiware P5 は QNAP NAS上で2種類の方式で動作させることができます。

まず1つめは、P5をセントラルサーバーとして機能させ、シンクロナイズやバックアップを行い、QNAP NASにあるデータを、他のディスクストレージや、テープ機器、クラウドといった任意のコピー先ターゲットにデータを移行または複製します。QNAP NASのボリュームは、このセントラルサーバーとして機能するP5サーバーに接続されたDASストレージのように認識されて利用されるほか、QNAPをP5のクライアントとして機能させることができます。また、逆にこのQNAP NASをデータコピー先のターゲットとして運用することもできます。データセキュリティを最大化させる方法として、テープメディアなどに出力したデータのオフラインコピーを、物理的に離れた場所に保管するオフサイト保管を組み合わせることができます。

2つめの運用方法として、Archiware P5サーバーアプリケーションをQNAP NAS上で動作させることもできます。直接QNAP  NAS上でサーバーとして動作させることで、QNAP NASに保存されたデータを安全・確実にLTOテープにアーカイブしたり、クラウドにアーカイブすることができます。反対に、DAS上に存在するデータや、他のP5クライアント上にあるデータも QNAP NASや、クラウドに移すことができます。さらにQTS 4.3の「Storage and Snapshots Manager」を使うことで、QNAP NAS機器をBackup2Goのクライアントバックアップのデータ収集先として設定することができます。この運用方法では、モバイル端末やラップトップ端末、デスクトップクライアント端末の集中バックアップをきわめて低コストかつ最小の管理運用負荷で実現します。

 

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Archiware P5はQNAP NASから直接LTOへアーカイブやバックアップが行える唯一のソフトウェアソリューションです。LTOテープ機器の接続や設定については専用のガイドを用意しています。

Archiware P5は、データをプラットフォームに依存しない、中立なデータとして保存します。各対応プラットフォームから参照した場合でも、同一のデータとして保存されます。

Archiware P5は、Intel x86 64ビットプロセッサを搭載し、QTS OS 4.3以降で動作するQNAP NAS機器に対応します。