PresSTORE スナップショットバックアップの利点


PresSTOREを代表とした多くのバックアップツールは、バックアップ対象のデータをHDD上のブロック単位でコピー(ブロックコピー)をします。

データが更新された場合「更新された新しいデータ」としてコピー複製しますが、データのごく一部分の情報が更新されてもファイルのすべてのブロックをコピーしてバックアップします。バックアップツールを利用してバックアップを取得する場合、通常はファイルサーバなどがオフラインの状態(アクセスがない状態)の時間帯を指定してデータバックアップを実行します。この「バックアップを実行する時間帯」を「バックアップウィンドウ」と呼称します。

しかしファイルサーバがオフライン状態にならない、常時稼働しているミッションクリティカルな環境下では、バックアップウィンドウを指定することも難しくなり「いつデータのバックアップをとれば良いのか?」非常に切実な問題になることもあります。このような環境で活躍するのが「スナップショットバックアップ」です。

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バックアップ対象データ内の「更新された領域」のみ、上書き追記される直前に「その瞬間のファイルシステムイメージ」を写真を撮るように瞬間保存します。これがスナップショットバックアップです。スナップショットバックアップには多くの利点があります。


 •変更されたデータ領域のみブロックコピーするため、バックアップ時間の短縮とストレージ容量の大幅な節約となる。

•24時間365日ノンストップ稼働するミッションクリティカルな環境へも対応できる。

•継続的データ保護である「CDP(Continuous Data Protection)」へ容易に対応可能。


 PresSTORE Synchronizeは標準でスナップショット機能を搭載しています。設定はデータ保存形式のプルダウンメニューを「リンクファイル」形式に設定するのみで、スナップショットモードとして動作します。プレスストアシンクロナイズの運用案として「Dairyの月曜日から金曜日はスナップショットでリアルタイムバックアップ」そして「週末オフライン時にフルシンクレプリケーション+必要に応じて「サイクル」機能でフルバックアップ世代管理」というような運用も可能になります。

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 通常のファイルコピーレプリケーション機能とスナップショット機能を、シンクナイズプランを複数設定することにより、併用運用も可能です。シンプルでパワフルな機能が搭載されている「プレスストア シンクロナイズ」を是非体感してみてください。