データのバックアップを見直してみる

今やITインフラでは多くのクライアントPCやサーバコンピュータが稼働しているのが普通となりました。様々なソフトウェアやシステムを駆使して日々膨大な量の「業務データ」が生み出されています。様々な種類のその「業務データ」は実は会社にとって「お金で買うことができない重要な知的財産」であるという認識はまだまだかもしれません。「データのバックアップを作成する」これはただ単に「データの複製コピーを作成する」ということだけではありません。「知的財産である業務データを継続的に保護する」「失われた又は破損したデータを迅速に復元する」これは重要なことです。

実際にこのようなことがありました。とあるお客様はファイルサーバの複数のディスク障害によりファイルサーバのディスクアクセスが不可能になっていまいました。物理的な寿命を迎えてしまったディスクは、専門のハードディスクリカバリ業者さんに復元を頼まざるえませんでした。見積もり金額を見たお客様は「復元費用:数百万円」の金額に驚愕してしまい、これを期にファイルサーバ再構成とバックアップシステムの導入をされたそうです。また別のお客様は、Microsoft Officeで作成されたある業務データが破損してしまい、バックアップからリストアしなければならない状況になったのですが、バックアップツールを使うことができる「システム管理者」が不在でした。結局システム管理者が帰社するまで、そのデータを必要としていた多くの社員さんは「データのリストア待ち」になってしまい、当然のことながらその間は業務はほぼ停止という状態になってしまったそうです。

ここ数年急速に浸透した「クラウド」システムは、データなどを外部委託保管することにより、人件費なども含む自社の管理コストを押さえることができる、外出先からでもリモートでデータアクセス可能という多くのメリットがありますが、そのクラウドシステムにも何が起こるかわかりません。自社内にデータの複製がない場合、クラウドシステムに万一障害が発生した場合、何も行うことができなくなってしまうかもしれません。またデータというものは、人間の日々の生活のように「ライフサイクル」を持たせることも重要です。ほとんど使用しないデータの山の中に、使用頻度の高いデータが埋もれてしまってばかりでは、業務効率も上がらないでしょう。バックアップツールが複雑難解でシステム管理者しか使えない > システム管理者が不在の時はどうすることもできない…これでは本末転倒な話です。

データのバックアップ状況を確認する、万一データ消失などが起こってしまった場合、社内にいるちょっとコンピュータに精通したスタッフや各部門のOAリーダーの方などが「データのリストアだけはスムーズにできる」これだけでも業務データを安定して運用することができると思います。

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